全日本学生大会2021と自分の事(2003〜2021)①

 全日本マイクロマウス学生大会2021へ参加してきました。

久しぶりのリアル大会でしたが、今回は競技者としてではなく、スポンサーとしての参加でしたので選手のリクルート活動がメインとなります。

当たり前のことですが、自分が参加していた学生大会2017,18,19とはコロナの影響もあり、かなり顔ぶれが変わってしまったようです。なので見慣れぬ顔ぶれで少し別の界隈に来た気持ちにもなりました。
ただ、今回のロボトレースのコースは学生大会2018のリメイクコースという事もあり、2018年当時に大会へ参加していた自分としては、少し思い出深い気持ちと清々しい気持ちになりました。

実は弊社がスポンサー枠としてマイクロマウス大会へ協賛させて頂き始めたのも、この2018学生大会からで、当時から「電子工作等の知見があり、限られた日程の中で自立的にパフォーマンスを出せる」学生をリクルートしたいという思いがあったそうです。










【自分の事(2003-2021)】
小学校低学年くらいでしょうか。
どうして、テストや受験科目に物作り系の科目が入ってないのか。と疑問に思い始めたのは。

ー幼稚園ー
私は小さい頃から何かを作ることが得意で、よくレゴブロックやダンボール、お魚のトレイを使って何かを作っては周りの人の関心を集めていたと記憶しています。
自分の母親は専業主婦でしたが、僕は3歳の頃から近所の幼稚園に通わせてもらっていました。
幼稚園では殆どの時間が図工の時間で、降園後も自宅に帰っては常に誰かを驚かそうと何かしら作っていたと思います。
凄いものを作れば誰かが心から褒めてくれて、それはそれは鼻が高かったです。
写真は県のコンテスト?で金賞を貰った時の写真。鼻が高いとはこのことです。当時6歳。
















ー小学校ー

ただそんなある日。小学校入学を目前に控えた僕は親戚のおばちゃんからある事を聞かされます。
「小学校の授業には物を作る授業がほとんど無い事」
「図工という授業があるにはあるが、学年が上がるに連れその授業も無くなっていく事」
「工作よりも国語や算数が大切な事」
「すごい大人たちはみんな学校の成績がいい事」(もちろん当時大好きだった「米村でんじろう先生」も含めて)

当時その事を聞いた僕は「それは残念だなぁ」くらいにしか思っていませんでしたが、小学校入学後も休みの日になるとたまにおばちゃんが家へやって来ます。

この頃も変わらず夢中で何かを作っている僕でしたが、幼稚園の頃とは違い同じ内容を聞いた僕は絶望しました。
何故なら小学校へ入学して以来、2年生辺りでしょうか。国語・算数・理科・社会 等の座学の授業に全くついて行けていなかったからです。

当時鼻が高かった僕でしたが、学年が上がるに連れ学校からの評価は成績表という形で僕の世間からの評価は親に知られ、それまであった僕の自信はみるみると無くなっていくのでした。

中でも特に教科書を音読することが苦手で、みんなの前で上手く読めずに毎回頭が真っ白になって授業中に泣いてしまうほどです。毎日先生に当てられないようにと心の中でお願いをしながら学校へ行ったのを覚えています。
どうして自分だけ出来ないのか、すごく不思議で、本当に惨めで、しまいにはおばちゃんの「すごい大人たちはみんな学校の成績がいい」との教えを逆説的に考え「僕は将来ホームレスにでもなるのかな?」とも考えるようになりました。



ー中学時代ー

ただそんな中、中学へは無事に上がる事が出来ました。
公立中学なので当たり前です。

当時の僕はやっと勉強から解放されたと思っていましたが、また親戚のおばちゃんから具合の悪い言葉を聞かされます。
「3年後には受験があるよ」
「ここで勉強しないともう後がないよ」

それを聞いた僕は今度こそ頑張ろうと決意しました。この頃になると僕がもう何を作ろうと、「将来そういう仕事がしたければもう少し勉強しないと無理だよ」
と母も含めて色々な人から言われるようになります。

なので少しでも状況を良くしようと、その頃は誰からも評価されなくなった「ものづくり」とは距離を置き、入学後はバスケ部に入部し、授業では分からないなりに言われるがまま頑張って黒板を板書していたと思います。

ただ、前に記した通り当時の僕の教育レベルは小学2年辺りで止まっています。学校の授業では、黒板に書いてある漢字は6割読む事が出来ませんし、音に直して読めたとしても、周りの音と混乱して全く意味が分かりません。

なので先生に言われるがまま、頑張ってノートを板書していましたが、僕にとってこの作業は「黒板の情報を理解し、ノートにアウトプットする」作業ではなく「何の情報も含まない絵をそっくりそのまま自分のノートにお絵描きする」作業でした。
授業中に永遠に黒板のスワヒリ語をわけも分からず書いていても意味はないです。
僕の6年+中学3年は本当に長かったと思います。



ー脳ー

自分でも多少得意な事、不得意な事を含めて他人と何かが違うことに気づいてはいましたが、後になって母に教えて貰いました。

自分は限局性学習障害と、注意欠陥多動性障害という脳の特性を併用しているそうです。
この手の話に興味がない方は飛ばしてください。

限局性学習障害とは
読字の障害を伴う限局性学習障害(ディスレクシア)とは知的に問題はなく、視覚・聴覚の器官の異常がないにも関わらず、読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を言います。 読む、書く作業に通常より多くの時間が必要です。 音声情報に変換したり、表示を工夫する支援が必要です。 同じディスレクシアでも、見え方は人により様々です。

ネットを参照した感じは上記のような感じでした。自分の場合は添付サイトの画像ほどではないですが、かなり文字のコントラストがチカチカしたり、読むのに労力がいります。
一応ゆっくりあれば読んで理解する事は可能ですが、一般的な感覚としては「逆立ちしながら100m走をする」ようなものでしょうか。つまり目的やゴールにはたどり着けますが、かなりの労力と不確からしさを伴う気がします。単純にしんどいのと、他のみんなと同じように体育の授業に参加し、そんな中自分だけ逆立ちで徒競走をするのはなかなか辛いものです。

ちなみに専門の機関のテストでは知能指数(IQ)やその他の項目に関しては問題はなく、むしろ平均より少し上くらいの結果だったのですが、一部の数値は70台(真ん中が100くらい)という結果でした。興味がある方で算出方法などは調べてみてください。
※ちなみに知能指数(IQ)70台の場合は駅のホームで叫びながらダッシュしてる人な感じなのかな?しらんけど、、

それと耳からの情報を解釈する事に関しても、あまり良い数値ではなかったので、インプット系はやはり学習障害という事もあって絶望的ですね、、、



ー中学(進路)ー

中学3年。最後の年の成績は5段階評価中、全て2という結果でした。1は無くて良かったです。
中学生活では得意な事から距離を置き、苦手な事に専念した結果、将来への不安と焦りだけを感じた3年間でした。

ちなみに高校進学は地元の工業高校に行きたかったのですが、3年間のテストでは殆ど30点を超えることはなく、担任の先生には「諦めて他の学校を選びなさい」と言われてしまいました。なので言われるがまま「名前が書ければ入れる」と噂の「ヤバい高校」へ進学する事となりました。

結局行きたかった工業高校へは、何となく偏差値が合っていたという理由で、他の学生が推薦状を貰い行くことになりました。
当時の僕は本当に悔しい思いで一杯だったのを覚えています。
「どうしてモノを作るための学校なのに、5教科のテストや学校の成績で全てが決まるのか?何かを作らせれば僕の方が凄いのに...僕は小さいころからモノを作っていたのに、なぜ何となく選んだあいつが推薦状を貰うのか。」

「なぜモノを作る能力をジャッジせず彼を推薦できたのか?」
推薦入試について調べると、ネットには下記のような事が書いてあります。


僕でもよかったはずです。悔しさと劣等感。今の制度に納得がいかず、酷く頭がおかしくなりそうでした。
おばちゃんの言う通り、国語や数学の点数は本当に大切だったようです。

ちなみに勧められた「ヤバい高校」と噂の高校はちょっと調べてもこのありさまでした。


ー高校(入試)ー

ヤバいと噂の高校の入試の当日。
母に連れられて電車に乗り、凄く緊張して試験会場へ向かったのですが、入試の問題に筆算の足し算・引き算が出てきてびっくりしたのを覚えています。それと当時に答案用紙を眺めながらこんな事も思っていました。

「僕の人生がどんどんに悪い方向で決定していく、、」


「今引き返さないとだめだ、、」


「こんな席に座っていている場合じゃない、、」

しかしそんな事を必死に思いながらも、他の生徒と同じように席に座り、同じようにペンを握り、同じように問題用紙に少しだけ文字を記入し、その日を終えた事を覚えています。



ー高校(入学式)ー

当たり前ですが、試験結果は合格でした。名前は書くことが出来たので。
先日の入学試験中に薄々感じていたことですが、全くと言って良いほど何もかもが狂っています。世の中のヤバい人達のアクだけをすくって校舎に詰め込んだ感じです。生徒も教師も。
本当に全てがおかしく、誰とも会話が噛み合わず泣きそうでした。
「あいあむあぺん!!」と言いながらクラスの窓を叩いてくる女子生徒(見た目もゴリラみたい)。入学書類にプリクラを貼ってくるバカ。高校デビュー丸出しでスカスカにイキってるやつ。オニオンリングみたいな耳たぶの奴。爆音で音楽を奏でるスピーカー。高圧的な態度だけで全く生徒の言い分を聞かない教員。
誰と話してもうまく会話がかみ合いません。

②へ続く、、



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